歯科医師になるには

歯科医師になるには

歯科医師国家試験に合格すると歯科医師の資格を得ることができます。

歯科医師国家試験に受験するためには、厚生労働省が指定した大学の歯学に関する正規の課程に進学し、卒業する必要があります。

歯科医師免許を取得後、1年以上の臨床研修を経て、ようやく歯科医師として働くことができます。大学では、1〜2年生で一般教養課程・3〜4年生で基礎医学課程・4〜6年生で臨床歯学課程を学び、5年生で臨床実習のための試験に合格すると、6年生の臨床実習にて歯科医師の仕事の現場を体験します。

歯科医師を目指せる大学・学部一覧

歯科医師を目指せる大学は全国に27大学・29学部あります。国立が11大学、公立が1大学、私立が16大学です。全大学の定員の合計は2,572名となっております。

歯科医師国家試験とは?

厚生労働省管轄の歯科医師免許を取得するための国家試験のことです。

例年2月上旬に試験があり、3月中旬に合格発表があります。

試験地は、北海道・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・大阪府・広島県・福岡県の8箇所です。

試験科目は、「臨床上必要な歯科医学及び口腔衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識及び技能」です。

試験範囲は、必修問題70問、一般問題(歯科医学総論)110問、臨床実地問題(歯科医学各論)185問の合計365問で、2日に渡り試験があります。

毎年3,000人〜3、500人程度が受験し、合格率は65%程度です。
近年、歯科医師国家試験の合格率は急激に低下しており、歯科医師になることは年々難しくなってきているのが現状です。

歯科医師として活躍できるフィールド

歯科医師国家試験に合格し、1年間以上の臨床研修後、勤務医として歯科医院や診療所に就職することが一般的です。
勤務医として経験を重ね、その後、独立開業するケースが多い傾向にあります。
その他、医療機器メーカや製薬会社など、さまざまなフィールドで活躍できる資格です。

2020年5月5日

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